雑誌で泣くなよ自分……。


考える人 2008年 02月号 [雑誌]

考える人 2008年 02月号 [雑誌]

中沢先生くらいからうるうるきて、よしもとばななでついに泣いた。そうか……もういないんだなあ。
一年間眠ってらっしゃったなんて知らなかった。いきなりニュースで知ったからな……。
写真で少し載っていた小さな庭が、実に先生らしかった。
立花隆との対談は全対話ですでに読んでいたけど、南伸坊のイラストが味ありすぎる。


で、南伸坊で検索したら全く出てこねー。中学のときに読んだ南伸坊のマンガが何気なく好きだったんだが。中国の故事をマンガにしていて、南伸坊でイメージするのとはちょっと違ったタッチだった。あれに載っていた、天に昇る李白の話が好き。


で、泣くと外向的攻撃性が出てくるのは悪い癖だ。直したいんだが……。


なのでこれ読んで心を落ち着ける。

太陽の戦士 (岩波少年文庫(570))

太陽の戦士 (岩波少年文庫(570))

ローズマリ・サトクリフで最初に読んだのは「運命の騎士」だが、これもいい。児童書といって侮る事なかれ。
岩波少年文庫のシリーズはキーピングの挿絵がすばらしい。人間の体の硬さ、しなやかさがはっきりと見て取れる。無論猪熊さんの訳もすばらしいが。そして何よりも、サトクリフの自然と人間描写の細やかさ!
最近はいろいろな作品が日本でも出版されているみたいだが、キーピングの挿絵つきのはない模様。残念。