It's crazy, it's party.

ユーロビジョン2023感想。

画中の天

スマホゲーム「水都百景録」が6月16日から正式スタートしたのでプレイ中。というかこのためにスマホを買い替えたと言っても過言ではない。なお作中人物の勉強は一切できていない。 www.suitogame.jp 割と気に入っている応天府の城壁前 攻略とまではいかない…

画龍

テストプレイが公開されたばかりだが、「水都百景録」*1というスマホゲームがツボなのでそれについてつらつらと。 *1:公式HPもあるはずだが、なぜかリンクが開けない

人生も半ばを過ぎて

10月18日に京都芸術劇場春秋座であったケントリッジの《冬の旅》を観に行ってきた。 https://kyoto-ex.jp/2019/program/william-kentridge/ ケントリッジの「新作」ということで観に行ったが(カッコづけにしている理由は後述)観賞後に他の方の感想を見てみ…

ディオニューソスの葡萄の冠

佐藤二葉さんがツイ4で連載していた古代ギリシャ4コマ漫画『うたえ!エーリンナ』が無事連載終了の運びとなり、単行本が発売されたので買った。うたえ! エーリンナ (星海社COMICS)作者: 佐藤二葉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/04/12メディア: コミッ…

水は形を変える

シェイプ・オブ・ウォーターを観てきた。以下ネタバレ感想。

読了。ブラッドベリがやってくる―小説の愉快作者: レイブラッドベリ,Ray Bradbury,小川高義出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1996/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る「忘却」の文学史―ひとは何を忘れ、何を記憶してきたか作者: ハ…

「ゴーストバスターズ」を見てきた。旧作は見ていない。以下ネタバレ感想。

「スターウォーズエピソード7 フォースの覚醒」を見てきた。なお4・5・6を小さいころに見たのと、1・2・3については見ていない、その程度の知識(一応展開などについては知っている) あいかわらずほとんどネタバレした状態で観に行った。 以下ネタバレ感想。

ミシェル・フーコー『狂気の歴史』第一章のみ読了。狂気の歴史―古典主義時代における作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,田村俶出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/02/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (47件) を見…

パート4:聖なるもの 現代の漁夫王伝説すべてに、宴の行列に出てくる四つの聖なるものが出てくるわけではない。しかし「マッドマックス 怒りのデスロード」には出てくる。旧来の漁夫王伝説では、聖杯の騎士は城にたどり着き、中に入ると宴が催されているのに…

パート3:聖杯の騎士 漁夫王の苦しみを終わらせる唯一の手立て、それは聖杯の騎士による探求である。時として聖杯の騎士は漁夫王その人の子孫の場合もあるが、騎士本人はそれを知らない。多くの英雄と同様この騎士も孤児であることが多い。騎士は大地に生命…

パート2:漁夫王(たち) 荒野はこのような有様だが、それは漁夫王が苦しむ傷と大地が精神/魔術/象徴の層で結びついているからだ。癒されることも死ぬことも叶わずに苦しみ続ける膠着状態にある漁夫王その人が荒廃をもたらしている。彼の傷とはおおむねそ…

The Dinglehopper という映画・コミック評論ブログに載っていた ‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth という「マッドマックス 怒りのデスロード」評が大変面白かったので、執筆者の Erin Perry さんに許可をいただいて訳してみた。 参照…

『マッドマックス 怒りのデスロード』(以下MMFR)を観てから一ヶ月以上経つけど見事に熱が冷めず、あの後二回観に行ったり、メル・ギブソン主演の前シリーズをすべて観たり、友人とマッドマックスについて語り合うべく大阪まで足を運んだりしていた。 MMFR…

「マッドマックス 怒りのデスロード」を観てきた。 カーチェイスとかバイオレンスアクションとかにはとんと興味がないのだが、Twitterでいくつか気になる感想を見たので見てみようと思った。あいかわらず映画自体に疎いので的を外したネタバレありの箇条書き…

京都にPARASOPHIAを見に行ってきた。印象に残った作品は三つ。 ヨースト・コナイン「飛行機」 ハルーン・ファロッキ「トランスミッション」 ウィリアム・ケントリッジ「セカンドハンド・リーディング」

カンパニー・フィリップ・ジャンティの「忘れな草」を、ツイッターで「この人のセンスは信じていい」と思っている人が二人も薦めていたので、外れではないだろうと思って見てきた。 自分はあらすじというか明確な意味、もしくは答えがないと不安になるので、…

NAXOS JAPAN で連載されていた『運命と呼ばないで』が書籍化されたので入手。 運命と呼ばないで: ベートーヴェン4コマ劇場作者: NAXOS JAPAN,IKE出版社/メーカー: 学研パブリッシング発売日: 2014/04/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブロ…

2月8日から京都・元立誠小学校で展示されているウィリアム・ケントリッジ『時間の抵抗』を鑑賞、また2月22日に開催されたウィリアム・ケントリッジによるレクチャー『宿命からの逃走』に参加してきた。 以下はレクチャーのメモ内容。

タブッキ朗読会に参加してきた。 アントニオ・タブッキ追悼朗読会 会場は「6次元」。ビルの二階にある小さな本屋さん。イベントもよく開かれているとのことだった。 会場入りが開演五分前だったので、割と奥の席に通された。反対側の奥の席には今回のゲスト…

珍しく映画を見に行った。 パシフィック・リム 先に感想・解説・解釈の類を読んでいったけれど、怪獣映画・巨大ロボット映画の素養がない身としてはそれくらいで楽しめた気がする。 以下ネタばれも含む。

読了。真夜中の庭――物語にひそむ建築作者: 植田実出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/06/11メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る建築学の観点からと思っていたので少し期待外れ。ただ『木のぼり男爵』はいい加減読まない…

図書館で借りた本。ずいぶん前に読了。紫マンダラ―源氏物語の構図作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 小学館発売日: 2000/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る少し河合先生の考え方についていけなくなっているな、と感じた。 エンデ全集〈15〉…

2012年3月25日にアントニオ・タブッキが亡くなって、一年。 2012年3月25日にエル・パイス紙に掲載されたエンリケ・ビラ=マタスによる追悼文を訳してみた。 Por el dolor de llamar | Cultura | EL PAÍS 泣きたくなるような痛みのために(エンリケ・ビラ=マ…

借りて読了。ラ・ロハ スペイン代表の秘密作者: ミゲル・アンヘル・ディアス,木村浩嗣出版社/メーカー: ソル・メディア発売日: 2012/06/08メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見るスペイン代表ファンでなければ面…

ロベール・ドアノー展を観に行っていたのだが、私は言葉で語る言葉を持たなかった。

借りて読了。よく遊びよく遊べ 隠居大学作者: 天野祐吉出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/06/17メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る何となく。 西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で作者: 阿部謹也出版社/メーカー: 筑…

借りて読了。不死の人作者: ボルヘス,土岐恒二出版社/メーカー: 白水社発売日: 1985/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「アヴェロエスの探求」より。 最後のページにきて、わたしの物語はわたしがそれを書いていたときのわたしという人間の象徴…

借りて読了。ぼくたちが聖書について知りたかったこと作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/10/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (20件) を見る知識不足で読みこめない場所あり。 ヘブライ語には過去形がない…