カンパニー・フィリップ・ジャンティの「忘れな草」を、ツイッターで「この人のセンスは信じていい」と思っている人が二人も薦めていたので、外れではないだろうと思って見てきた。
自分はあらすじというか明確な意味、もしくは答えがないと不安になるので、鑑賞にあまり向いていないタイプだと思っている。事実今回も鑑賞後にパンフレットを読んで、外れてはいなかったということにほっとしている。
人間の動きや物の動きというのは「悦ばしい」ものなんだなあと思うと共に、自分の観劇経験がなさすぎて消化不良のような気がする。あと二回は見ないと消化できなさそうな気がするので、これがよく耳にする「観劇沼」の一端なのかなあとも思った。
ピグマリオン、プシュケー、ファムファタル(もしくはサロメ)など、いろんなイメージが織り合わさる舞台だった。そしてエロティックな表現にはあいかわらず無性に照れてしまった。