借りて読了。

ラ・ロハ スペイン代表の秘密

ラ・ロハ スペイン代表の秘密

スペイン代表ファンでなければ面白くないだろうなあ、という本だった。つまり楽しかった。

イニエスタはボールを持ち上げ、シュートする前に1度バウンドさせた。「ボールと自分だけがいるように感じた。スタジアムが静まり返ったように思えた。トラップした時からボールをゴール内に入れるとわかっていた。絶対の自信があった。そうならないと嘘だ。試合の展開、時間帯などすべてを考えると。」

『オンダ・セロ』のアルフレド・マルティネスは瞬間をこう形容した。「思い出深く、荘厳で、神の、永遠の! 来た。悪魔イニエスタが命に止めを刺すために、栄光のキス、永遠の愛撫」

「すべてには犠牲が必要だが、今は楽しんでいる。腱や膝は日に日に痛くなるし、前のように俊敏でもない。『クソッタレ』と言いたくなる。今は静かに楽しむことにしている。ブラジルに行けそうだと思うが、まだわからない。体に悪いところはない。それとその前のEURO(2012)がどうなるかにもよる。毎日の試合を楽しみ、目標を立てない。だけど行っては見たい。ブラジルでW杯にお別れするなんて最高だ」(チャビ・エルナンデス

彼のいないサッカーを考えると怖い、そんな思いがよぎるようになってきた。


ブラッドベリ、自作を語る

ブラッドベリ、自作を語る

サーカスを見に行って、電気椅子の興行をする男に親切にされ、彼に「おまえは俺の腕の中で死んだ親友の生まれ変わりだ」と言われ、それから数日のうちにものを書き始めるようになり、それからずっと書いてきた彼は、今も宇宙のどこかでタイプライターを叩いているのだろう。


漱石の夏やすみ―房総紀行『木屑録』

漱石の夏やすみ―房総紀行『木屑録』

ちらっと読んで、それだけになってしまった。