借りて読了。

不死の人

不死の人

アヴェロエスの探求」より。

最後のページにきて、わたしの物語はわたしがそれを書いていたときのわたしという人間の象徴であり、その物語を書くためにはわたしがその人物でなければならず、その人物となるためには私がその物語を書かなければならなかった、というふうに無限に続いてゆくのを感じた。(わたしが彼を信じることをやめるとき、≪アヴェロエス≫は消散する。)


借りてきた。

見えない博物館 (平凡社ライブラリー)

見えない博物館 (平凡社ライブラリー)

先日の『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』の流れで池澤夏樹を初めて借りてみたが、夏場に読むと文章が体に貼りついてくるような感触。


ディオニューソス―破壊されざる生の根源像

ディオニューソス―破壊されざる生の根源像

理解どころか読了もできるかどうかわからないが、ともかくアリアドネに関して知りたかったので。