窓の外を見たら自転車が倒れている横で小さな男の子がたこの糸をいじっていた。見ていると、どうも自転車にたこを結び付けて自転車をこいで揚げようという算段らしい。少し手間取るも、無事結び付けられたらしく、自転車に乗った。最初は地面に引きずられていたたこも不意にふわっと浮き、男の子はそのまま自転車をこいでいってしまった。
一句浮かびそうな情景と思ったけど、才能も才気もついでにやる気もない私は何も思いつけなかった。それだけ。