今からすごく愚痴る。


もしかしたら物凄い勘違いなのかもしれない。だけど自分のことだと思ったからには、多分そうなんだろうし、このことをうやむやにしてそのままにしておけるほど、私は強くない。
腹を立てる人がいるのも当然だとは思う。自分の言っていることはどう考えても「正しい」ことではないし。
ただそれを、知り合いの人からいわれたのには少しショックだった。いや、知り合いといっても腹の内まで知れた仲ではないから、こういうこともありえるのは想定のうちにあるべきだった。腹を立てて当然だと思う。自分の言っていることはどうみても「虫のいいこと」で、「そんなに人に嫌われたくないのか、そんなに相手にこびへつらいたいのか」と思われるのも当然だ。
だけど「自分がそう考えた」のも事実だ。同じ事実から受け止めたものが全く違って、それが決定的な嫌悪感につながったと言うだけだ。
近いうちにお会いできる予定だったけど、はっきり嫌悪感を示された限りは、お会いしない方がいいだろう。楽しみ、だったのだけど。
けれどこういうことはそうそう起こりえることで、むしろ今まで起こらなかったことが「幸運」だと思う。
ただ自分は「自分の世界」が極端に狭い人間なので、一人そういう反応を示されるとそれが大きく響いてしまう。ああ、あの人はそう思ったのね、くらいに受け止めればいいんだろうけど、それができるほど強くない。
多分今の私はかなり混乱している。冷静な判断ができなくなっている。涙が出る。
だけど「そう思われる」のは当然で、しかたないことだ。自分だってどこかで自分のいっていることがずれていると感じているのだから。
ただ、私は、「人に嫌われたくない」のだ。それが、とてつもなく「虫のいいこと」だとしても。それがとても中途半端で、とても人をいらつかせることだということが分かっていても、私は、そうするしかできないのだ。
ああもう、なんでこんなに中途半端で、弱くて、甘くて、こんなに、だめな人間なんだろう。嫌われるのは当然じゃないか。嫌われることなんて当然じゃないか。何でそれに、耐性を持てないのか、強くなれないのか。何で、こんな、ままなんだろう。
逃げているのは分かっている。目をそむけているのも分かっている。それでも、それでも、私は「そうありたい」と思っただけだ。それで嫌われたなら、それを受け止めなければならないじゃないか。それでも、それでも、悲しいし苦しい。いろいろお世話になった人なのに、こんな形でしか、応えられないのが。ああ、何でいつもこうなんだろう。何でいつも、お世話になった人たちをこんな形で裏切ってしまうのか。自分が悪いのを分かってて、自分が直すべきだと分かってて、それでいてなぜ私は何もしないままなのか。
どこまで人に甘えて自分を甘やかせば気が済むんだろう。ああもうなんで、なんでなんでなんで。
中立なんてありえないのに、そんな立場に立とうとして人を見下そうとしているのは自分じゃないか。ああもう、自分が一番嫌いだ。自分だけが嫌いだ。