ツール。
第四ステージ。この日の昼にジャージャー麺を作っていたら、突然脳内でコンタドールとランスさんが熱血少年漫画風に会話しているのが浮かんできて大変困った。*1 「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」の最初あたりのページで、「自分は走りながら死にたい」みたいなことを書いているのを見て、ランスさんはアメリカ人だな、とおもった記憶がある。なんというか、停滞することを許せないというか、常に前に前に進まないとという価値観の持ち主というか。もちろんそれが悪いわけではないけど、実にアメリカ人だなあとおもった。で、ビール腹の自分をみて「こんなんじゃだめだ!」で現役復帰ですね、わかります。
あらためて第四ステージ。チームTT。おもしろいくらいに落車発生。やっぱりこけるメンショフ。ついでにこけるバッラン&ブルセギン。野原につっこんでいくブイグテレコム。アスタナはランスさんのやる気がこわい。個人総合タイムでカンチェラーラと0秒差になるが、コンマ差でカンチェラーラマイヨ・ジョーヌ防衛。カンチェラーラ0秒ジェスチャー。まあ三年のブランクを経てマイヨ・ジョーヌを着るランスさんというのも見てみたかった気がするが、マキュアン曰く「最後少しゆるめてカンチェラーラに譲ったな、さすがランス」。どんだけだよ……。
第五ステージ。まさかのボクレール。ポニョのメロディーで「とーまとーまとまぼくれーる、ひまわりばたけからやってきたー」と歌って祝う。
第六ステージ。スペイン入国、バルセロナへ。クライフさんが来ていた。シャバネル逃げる。けど捉まる。山で疲れたのかカベンディッシュはスプリントに参加せず。フースホフト勝利。
第七ステージ。ピレネー。ついにコンタドールしかける。どうも自分は今年のパリ〜ニースからコンタドールが好きになったようだ……。*2 やっぱりあれだ、待つことも知っているけど仕掛けることも知っている選手はやっぱりいい。まあ、エバンスはタイプがまったく違うから簡単に比較できないんだがね。ということでコンタドール、ランスさんを抜いて二位。ステージはフェイユ(弟)が勝利。初ツール、初山岳、初勝利、初山岳賞、初物尽くしでめでたいめでたい。マイヨ・ジョーヌもこちらも初めてのノチェンティーニへ。
第八ステージ。逃げ集団で剣呑ににらみ合い、ルイスレオンのサンチェス勝利。
第九ステージ。ランスさんがしかけた……だと……? すぐに捉まったけど。やっぱりトラブルには事欠かないサクソバンク。*3 ペリッツォッティとフェドリゴの一騎打ちはフェドリゴの勝利。絵に描いたような鷲鼻だなあ……。

*1:コンタドール「何で今更戻ってくるんだ! あんたの時代は終わったんだよ!」 ランスさん「そういうことは、俺を倒してから言うんだな!」みたいな……

*2:ハンガーノックで遅れた一件

*3:残り3キロでシュレック弟パンク。どうでもいいが自分は兄派