終了後の場外大乱闘に笑うしかないツール残り。
第十九ステージ。逃げてるエヴァンスにまず噴いた。ゴール近くでバッランアタック。本当アルカンシエルの呪いは恐ろしいのう。結局吸収され、ゴールスプリントは(ry 別府が七位に入った。今ツールで二回目のトップテン。恐ろしいのう。
第二十ステージ。ついにモンバントゥー。が、映像見れず。先頭集団では余裕のガラテとへとへとのマルティン、ガラテがさっとマルティンを置いてモンバントゥー制覇。
後方の総合争いの面々は、シュレック弟アタック→コンタドールついていく→シュレック兄やランスさんのいる集団に吸収を繰り返していたのはわかった。「表彰台に二人のシュレックをそろえてみせるよ!」と意気込んでいた弟だったが、うーん、一か八かでコンタドールと一騎打ちしてランスさんにも抜かれるなんて事態になった場合を考えれば、致し方ないのかなあ。この兄弟は足並み揃えていくのか、それとも弟が一歩抜け出すのか、微妙なラインに立っているな。コンタドールの優勝決定。
第二十一ステージ。まったりパレード。ランスさん、何めぼしい選手に声掛けまくってるの。コンタドールがボードに「ツール二回目だよ!」 マルティンの心の赤ゼッケン。映りまくる新城&別府。このあととんでもない事態になるとは思ってなかった……。
シャンゼリゼの周回コース、二度目のアタックに別府が乗る。しかも逃げる、逃げまくる。日本人がシャンゼリゼを逃げている。大概アタック→吸収を繰り返すシャンゼリゼでずっと逃げてる。おなか一杯。結局は吸収されたもののステージ敢闘賞ゲット。表彰式なかったけどなー!*1
ゴールスプリントはトレインが千切れてしまってカベンディッシュ&レンショーのみが独走、はいはい(ry しかしステージ六勝してマイヨヴェール取れないんだからある意味すごい。新城がステージ二十位。
表彰式。
山岳賞はペリツォッティ。何か地味な争いになってしまった感はあるが、おめでとう。総合敢闘賞もおめでとう。
ポイント賞はフースホフト。カベンディッシュの降着が効いた形に。でも山を逃げるマイヨヴェールなんてものが見れたからよしとするw
新人賞はシュレック弟。年々精悍になってるなあ……。
総合優勝はコンタドール
上位三名はコンタドールシュレック弟、ランスさん。一度も目を合わせないコンタドール&ランスさん。うん、表彰台でもしかしたらランスさんがコンタドールを祝福してくれるかもなんて夢を見ていたのは私だ。そして国歌を間違えて流すな運営。
チーム総合はアスタナ。何で優勝者が端っこなんだよw ここでも国歌間違えるというぐだぐだっぷり。


ランスさんが新チーム設立をツール中に発表、ヴィノクロフがアスタナへの復帰を宣言、そしてコンタドールがアスタナを離れることを表明。*2
想像以上にランスさんとコンタドールはぎくしゃくしていたらしい。コンタドールがスペイン帰国後チーム内での状況を話したらランスさんが怒り狂った。一方でアスタナはすっかり「チームランス」になっていてコンタドールが疎外されるような状態だったという報道も。コンタドールチームオーダーに逆らって自ら仕掛けたことをランスさんが非難している。
この二人の確執がどこが発端で、どちらが悪いのかなんてのはわからないし、ランスさんの真意が単なるコンタドールへの敵意なのか、「王者なら耐えて見せろ」といったものなのかは部外者にはわからない。ただ二人がチームを別にするのは当然のことだろうし、半年チームを共にした二人が来年ツールを巡って争うことが「楽しみ」なのも事実だ。ただ、今までのツールと違うところは、かつての王者が挑戦者で、かつての挑戦者が王者なところか。
そして今年こそ何事もなく終わるかと思ったら終了後にアスタルロサが黒になりましたとさ。

*1:通常ならステージ終了後に表彰してもらえるのだが、最終日はステージ敢闘賞の表彰はないorz

*2:F1のアロンソが自転車チーム設立を考えているらしいけど、いきなり新設チームに行くのは躊躇している模様