自分の日本史観に大きな影響を与えているのは梅原猛先生と井沢元彦先生だけど、たぶん近いうちに網野善彦先生も入ると思う。


逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎

逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎

これで一気にはまったんだよな。
決して「これが正しい!」という気はないけれど(なぜなら判断材料を持たないから)、教科書の日本史に納得できないなり不満足感なり感ずるところある人にはオススメ。
個人的には太平洋戦争前後のあの混乱をいかに描くかを期待しているが、もしかしてそこまでやらない……ってことないよなあ(汗)


古代幻視 (梅原猛著作集)

古代幻視 (梅原猛著作集)

梅原先生は確かこれが最初。「今昔物語」を読む嫌な中学生にはぴったり来た(笑)


法然の哀しみ〈上〉 (小学館文庫)

法然の哀しみ〈上〉 (小学館文庫)

以前「原始仏教においては輪廻の輪から外れることが一番なわけだけど、近頃では高僧は輪廻の輪とどういう関わり方になるんだろう」と思ったけど*1、これの中にある「二種廻向」で納得した。もっとも、「二種廻向」の思想が現代の仏教思想には欠けていると梅原先生は断じてるけど(汗)


日本人は思想したか (新潮文庫)

日本人は思想したか (新潮文庫)

ちょっと脱線するけど、これも面白かった。前半はマルクス主義何だのの話でちんぷんかんぷんだったがw
よくよく考えたら梅原先生と網野先生の甥である中沢新一先生、そして吉本ばななの父吉本隆明先生てしっくりくるわけだよ……。


なるほどの対話 (新潮文庫)

なるほどの対話 (新潮文庫)

吉本隆明先生の著作は実はひとっつも読んでないけど(笑)この対談で描かれていた姿がなんとなく気になってはいた。
ちなみに吉本ばななで読んだことあるのは「白河夜船」だけ(苦笑)


っていうか元々は

これについて書こうとしてどうしてこうなるんだ。入り方が悪かったのか、そうなのか。

*1:ちなみにそう思ったきっかけは「松紳」で紳介さんが生まれ変わりの話をしていたという思いも寄らない方向から。「松紳」DVD可切望。