あの前図書館に行った。五冊借りた。大体読んだ。もう二三回読み返さないといけない気がするけど……。
で、また河合先生フィーバー。でもって対談本ばっかり。


縁は異なもの

縁は異なもの

「こころの処方箋」で面白かったので白洲正子さんとの対談。途中鶴見俊輔さんが乱入している回があってビビッたけど。


子どもの本の森へ

子どもの本の森へ

最近子どもの本に興味があるので面白かった。いきなり「積ん読」推奨されて笑ってしまったけどw


中沢新一さんは興味あるんだかないんだか。まあ仏教に興味は結構あるので読んでおいて損はないと思った。あと二十年くらいしたら仏教に関するあるテーマで書きたい小説がある。それまでの二十年間で色々読んだり聞いたりしておいて、体の中で熟成させておきたいと思っている。
この本を読む二三日前、コーヒーを淹れながらなぜか水木しげる先生の「猫楠」*1を考えていたので、後半南方熊楠の話が出てきて「また『呼んだ』かー」と思った。時々こういうことが起こる。そしてそういうことが私にはけっこう面白い。
夢で起こる物事は順番がばらばらなんだけど、起きたときに夢で見たイメージを「整理・順列」させることがあるそうだ。南方熊楠のことが出る→「猫楠」のことを考える、というのが「普通」だろうけど、「猫楠」のことを考える→南方熊楠のことが出る、ということもある。何が言いたいんだろうね自分は。


生きることはすごいこと (講談社SOPHIA BOOKS)

生きることはすごいこと (講談社SOPHIA BOOKS)

安野光雅さんの考えることは「そうそう!」とはいえないけど「面白い」。安野さんに箱庭作ってほしかったな。


思想とは何だろうか (鶴見俊輔座談)

思想とは何だろうか (鶴見俊輔座談)

鶴見さんの本だけど河合さんが出ているので。南伸坊さんとの対談が面白かった。そして吉本隆明さんとの対談は丁々発止というかチャンバラっぽくてどきどきする。


こんなのあるのか……今度探そう。

*1:南方熊楠の伝記マンガ。「巨人」が描く「巨人」像が面白い