昔何かで読んだ記憶があるんだけど、戦後様々なルールが制定されるとき、まず日本人が作成した案を見たGHQは、「〜すべからず」を「〜すべし」に変えるように言ったんだそうな。例を詳しく覚えていないのが何だけど、たとえば「道路で遊ぶべからず」とあったのを、「芝生で遊ぶべし」と言ったように。*1
上記の「子どもの本の森へ」の中で、最近は「〜すべし」が溢れているという話が出て思い出したこと。たぶん「〜すべからず」だと抜け道ができてしまう、っていうことで「〜すべし」を多用しているんだろうなとは思いつつ、息苦しさはある。だいたい「個性的」や「独自性」を大事にしましょうと言いながら、やることはきっちり決めつけるのが何だかなあと思う。

*1:「芝生で遊ぶべし」はそうだったと思うんだけど、「〜すべからず」がどういう例だったかを思い出せない……