虫眼とアニ眼 (新潮文庫)

虫眼とアニ眼 (新潮文庫)

この本どうまとめるべきか悩むのでなかなかまとめられないんだが。言っていることはすごくまともなんだけど、同時に「それを言っては」という気もする。しかしけっきょく正論だと思う。というかこれを読んだとき「河合先生と宮崎駿が対談したら一体どんなことになったのか」が気になって切なくなる。


で、何でいきなりそんな話なのかというと、この本で宮崎駿が「仕事が佳境に入ったときは、お腹に引き出しがあってそこを開けて店屋物を入れて閉めると食べたことになったら便利だと考える」ということを言っていたから。
食事するのはときどきすごくめんどくさいときがある。そういうときは「霞を食って人間生きていけたらなー」とか考える。どっちにせよ食べないといけないんだが。
しかし「食べるのがめんどくさい」というのは、自分が「食事を美味しいと考えていない」ということなのか、それとも誰でもそういうことを考えるものなのか、悩む。


海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

なおこの本の中でも、糸井さんが「宮崎さんの仕事の仕方はすごい。周りが死屍累々」と言っている。