大阪市立近代美術館心斎橋展示室で開催されてる「未知へのまなざし---シュルレアリスムとその波紋」展へ。
マグリットの「レディ・メイドの花束」が一番の目当てだったんだけど、以前のベルギー王立美術館展でもそうだったように、どうもこちらが肩に力を入れて見にいくものだから毎回空回りしている気がする。「すごかった!」とか「いまいちだった」とかでなく、「ああ、うん、マグリットだった」になる。
それ以外ではマックス・エルンストの「博物誌」がよかった。鉛筆フロッタージュ好きだな……。ジャン・フォートリエの「永遠の幸福」がツボに入った。
ジャコメッティの「鼻」はここにあったんだ……とおもった。写真で見ただけでもインパクトのある作品だけど、実際に目にして、ほんのちょっと揺れてるのを見ると何となく不安になった。どうでもいいけどあのビルちょっと揺れすぎだろう。
アンドレ・マッソンの「ピカソ頌」を見てなぜか曼荼羅を連想したけど、本当何だったんだ。展示期間の前期と後期で何作品か入れ替わるけど、後期はミロの「ピカソ頌」か……ちょっと見てみたい。
デュシャンとダリがやっぱりぴんと来ない。自分の知識・関心とうまくパイプがつながらない感じ。
あと吉原治良の「鳥と少女」が、不安感をいい感じに煽ってくれた。


そして兵庫県立美術館で今、アルチンボルドマグリットエッシャーが展示されてるだと(カッ) 十一月三日までか、見に行かないと! っていうかHP見たらモロツボっぽい……。