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ちょっと前の雑誌を読む。グレゴリー・コルベールという人が撮った写真が載っている。象に本を読み聞かせる少年、マッコウクジラと泳ぐ男、羽ばたく鷲の下に佇む女性。人間と動物のエンパシーがテーマらしい。
マッコウクジラって美しいよな、と思う。美しい曲線の持ち主。曲線が美しいのでなく、美しい曲線。人間の作った曲線には時々「醜い」曲線があるが自然の中にある曲線は何故美しいのだろう。それが「自然」だから美しいと感じるのだろうか。
人間の作り出した曲線でガウディを時々考える。ガウディと言えば曲線。
だけどその曲線はあくまでも自然の中にあるもので、さらにいえば、直線を組み合わせたものらしい。つまり自然の中の曲線は直線を組み合わせてできたものということ。人間は直線が好きだから(笑)直線によってできた曲線もすき、つまり美しいと感じるということかな。ただぐにゃぐにゃしているだけでは「美しくない」のだろう。
- 作者: 外尾悦郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/07/14
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グレゴリー・コルベールの作品を扱ったサイト→Gregory Colbert – In the beginning of time, the skies were filled with flying elephants