ひさしぶりに悪夢を見る。それも少し変わった悪夢。
いつもは目が覚めて「ああ、怖い夢だった」とおもうけど、今日のは目が覚めたあと少しの間、今のが夢なのか現実なのかわからないで、必死に現実のことをおもいだして「今のは夢だった」と結論づけるまでの時間がかかった。夢の中で悪夢を見て、その悪夢から覚めてその夢が夢だったとおもおうとしたらその夢の中では現実だと知って、そこからまた夢から覚めて……という、複層構造の夢だった。
まだ早かったのでもう一度寝ようと思ったけれどどうも緊張と不安で眠れないので薬を飲んで横になったらすーっと意識レベルが下っていって「あ、これは一度意識落ちたら二度と起きれないかも」とおもったけどそのまま寝た。


そこからまた起きて、本屋に行った。

考える人 2009年 08月号 [雑誌]

考える人 2009年 08月号 [雑誌]

まだ読みきっていないけど、八杉龍一の項で、

たとえば「生の流れ」では、睡眠薬を飲んで眼をさましたときは、「時間がなくなっている」という感じがあり、正常な睡眠ではどれほど深くてもどこかで生の流れの時間を感じるという体感をもとに、時間が生命意識の根底をなすものであることを語っていく。

とあって、いつもは目が覚めるとその時間帯が早いか遅いかを感じるのに、今日は起きたときに一体どの時間帯かがまったくわからなかったことをおもいだした。