昨日「そうだ、民博のカナダ先住民展見に行こう」とおもってサイトを調べたら、「地球交響曲第三番」を今日上映するという情報が。
きちんと寝たはずなのに軽く寝不足気味な頭を抱えて民博へ。


地球交響曲第三番」は小さい頃に地元のホールで見た。*1 内容ははっきり覚えていなかったが、星野道夫さんのことが出ていて、白い雪原にぽつんと立つポールに、毛糸の帽子がかかっている、というイメージは覚えていた。


開始五分足らずで涙が流れ始め、二時間半泣き通しながら見た。幼心にこの映画から何かを受け取って、ここまで来て、そしてまたここでこの映画に会ったのだ、とおもった。


星野さんのほかにフリーマン・ダイソンとナイノア・トンプソンの話。フリーマンの話を見ながら宇宙に人類がカヌーで漕ぎ出していく、というイメージをぼんやり思い浮かべていたらフリーマンが見た夢が似ていた。*2
ナイノアの話は、ナビゲーターとしての師にハワイで「ハイチの方向がわかるか」と問われてそちらを指したら、「ではハイチが見えるか」と問われたという話が印象に残った。
星野さんの話では、アラスカ・インディアンの神話を受け継いだ人物の話、熊の一族の話が印象的だった。


DVDが出ていた。

地球交響曲第三番 [DVD]

地球交響曲第三番 [DVD]

*1:映画館ではなく、イベント会場で上映される

*2:息子のジョージ・ダイソンはアラスカ先住民族カヤックを現代に復活させた人物。音信普通だった時期があるが、和解したときにフリーマンが見たというその夢は、息子が作った美しい宇宙船に二人で乗り込み、宇宙に出、銀河を通り過ぎながら真っ暗な闇の中へと進んでいくというものだった