図書館で借りて読了。

魔術―深層意識の操作 (象徴のラビリンス)

魔術―深層意識の操作 (象徴のラビリンス)

ユング心理学と魔術(交霊術や錬金術)を関連付けて解釈した一冊、でいいのか。双方の知識がなさすぎて消化不良気味。だけど錬金術と人間・人格の変容の関連性はパウロ・コエーリョの『星の巡礼』『アルケミスト』の世界そのままだなとおもった。


対訳 ジョン・ダン詩集―イギリス詩人選〈2〉 (岩波文庫)

対訳 ジョン・ダン詩集―イギリス詩人選〈2〉 (岩波文庫)

「秋のような顔」が好き。


ペトラルカ 無知について (岩波文庫)

ペトラルカ 無知について (岩波文庫)

アリストテレス主義が権威主義として蔓延り、その中で人間アリストテレスの知識や見解の限界を示そうとしたことで友人たちから「無知」のレッテルを貼られたペトラルカによる、友人ドナートへの手紙という形式の反駁の書。といっても相手をあげつらうものでなく、自身の知識の限界、そこからの「全知」たる神への信仰も述べた一種の自伝。
徳の知識と定義に優れたアリストテレスも、徳の実践へと人をひきつけるものを持たないことを指して、「知ることと愛することは別であり、理解することと意志することは別なのです」。