知り合いの人たちと連れ立って堺市博物館で行われていた「生誕150周年記念アルフォンス・ミュシャ展」および堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館を見てきた。
アルフォンス・ミュシャというと華麗な女性を描いたポスターで知られるが、私はどうもミュシャがあまり好みでないとおもってきた。ただあれらの商業ポスターはミュシャという画家の作品の「一部」であり、すべてではないということを今回学んだ。
一般的にミュシャの作品と知られるポスター群はパリに滞在していた頃の作品で、当然今回の展示の大きな部分を占めていた。しかし心惹かれたのはミュシャチェコに帰り、自らのルーツをもたどる意味で制作し始めた「スラブ叙事詩」シリーズだった。油彩作品が大部分で、ポスター群に見られる均衡のとれた華麗さは弱まっているがダイナミックな息遣いを感じた。こちらが参考になるとおもう。
特にプラハ市庁舎の壁画シリーズがツボだった。

「闘う魂‐ヤン・ジシュカ」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142276/

「堅固‐ドゥベーのロハーチ」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142307/

「警護‐ホットの人々」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142309/

「独立‐イジー・ス・ポジェブラット」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142248/

「英知‐プジェミスル朝のエリシュカ」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142264/

「想像力‐ベルンシュテイナのヤン」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142137/

「誠実‐ヤン・アーモス・コメンスキー」http://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142244/

「公正‐教父ヤン・フスhttp://www.flickr.com/photos/13386699@N00/385142143/
市庁舎の様子 http://www.flickr.com/photos/huntthewumpus/490401534/
http://www.flickr.com/photos/huntthewumpus/490405778/