読了。

真夜中の庭――物語にひそむ建築

真夜中の庭――物語にひそむ建築

建築学の観点からと思っていたので少し期待外れ。ただ『木のぼり男爵』はいい加減読まないといけないだろう。
映画『フィールド・オブ・ドリームス』の原作『シューレス・ジョー』では主人公が連れ出す作家はサリンジャーだと知った。

図書館で借りた本。ずいぶん前に読了。

紫マンダラ―源氏物語の構図

紫マンダラ―源氏物語の構図

少し河合先生の考え方についていけなくなっているな、と感じた。


エンデ全集〈15〉オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治

エンデ全集〈15〉オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治

エンデの思想はわかる、のだが、同意には至らない。


借りたが未読。

エンデ全集〈17〉闇の考古学

エンデ全集〈17〉闇の考古学

エドガー・エンデについての談話。エドガーの作品を見ていなければ内容は理解できないと思い、未読のまま返却。


新たに借りてきて読了。

恐竜物語 (新潮文庫)

恐竜物語 (新潮文庫)

「霧笛」を読もうとずっと思っていた。
タイムスリップによって引き起こされた悲劇である「いかずちの音」が恐ろしかった分、「ティラノサウルス・レックス」のハッピーエンドにほっとした。なお後者はメビウスによる挿絵がついている。恐ろしく、滑稽な、そしてどこか哀愁のある、ティラノサウルス

続きを読む

借りて読了。

ラ・ロハ スペイン代表の秘密

ラ・ロハ スペイン代表の秘密

スペイン代表ファンでなければ面白くないだろうなあ、という本だった。つまり楽しかった。

イニエスタはボールを持ち上げ、シュートする前に1度バウンドさせた。「ボールと自分だけがいるように感じた。スタジアムが静まり返ったように思えた。トラップした時からボールをゴール内に入れるとわかっていた。絶対の自信があった。そうならないと嘘だ。試合の展開、時間帯などすべてを考えると。」

『オンダ・セロ』のアルフレド・マルティネスは瞬間をこう形容した。「思い出深く、荘厳で、神の、永遠の! 来た。悪魔イニエスタが命に止めを刺すために、栄光のキス、永遠の愛撫」

「すべてには犠牲が必要だが、今は楽しんでいる。腱や膝は日に日に痛くなるし、前のように俊敏でもない。『クソッタレ』と言いたくなる。今は静かに楽しむことにしている。ブラジルに行けそうだと思うが、まだわからない。体に悪いところはない。それとその前のEURO(2012)がどうなるかにもよる。毎日の試合を楽しみ、目標を立てない。だけど行っては見たい。ブラジルでW杯にお別れするなんて最高だ」(チャビ・エルナンデス

彼のいないサッカーを考えると怖い、そんな思いがよぎるようになってきた。


ブラッドベリ、自作を語る

ブラッドベリ、自作を語る

サーカスを見に行って、電気椅子の興行をする男に親切にされ、彼に「おまえは俺の腕の中で死んだ親友の生まれ変わりだ」と言われ、それから数日のうちにものを書き始めるようになり、それからずっと書いてきた彼は、今も宇宙のどこかでタイプライターを叩いているのだろう。


漱石の夏やすみ―房総紀行『木屑録』

漱石の夏やすみ―房総紀行『木屑録』

ちらっと読んで、それだけになってしまった。

借りて読了。

よく遊びよく遊べ 隠居大学

よく遊びよく遊べ 隠居大学

何となく。


西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で

西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で

女性は処女性を重要視されるのに対し、男性は童貞を重要視されないという倫理における必要悪としての娼婦宿、というのが面白かった。修道士も利用していたというのには驚き。
アベラールとエロイーズの書簡のやり取りの中での二人の考えのすれ違いが切ない。

借りて読了。

不死の人

不死の人

アヴェロエスの探求」より。

最後のページにきて、わたしの物語はわたしがそれを書いていたときのわたしという人間の象徴であり、その物語を書くためにはわたしがその人物でなければならず、その人物となるためには私がその物語を書かなければならなかった、というふうに無限に続いてゆくのを感じた。(わたしが彼を信じることをやめるとき、≪アヴェロエス≫は消散する。)


借りてきた。

見えない博物館 (平凡社ライブラリー)

見えない博物館 (平凡社ライブラリー)

先日の『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』の流れで池澤夏樹を初めて借りてみたが、夏場に読むと文章が体に貼りついてくるような感触。


ディオニューソス―破壊されざる生の根源像

ディオニューソス―破壊されざる生の根源像

理解どころか読了もできるかどうかわからないが、ともかくアリアドネに関して知りたかったので。