クリスマスに宇宙飛行で月の裏面を見てコメントしたら、それから二度と宇宙にはいけなかった宇宙飛行士って誰だったけな……。
ということで元宇宙飛行士「政府は宇宙人の存在を隠蔽」なんてニュースが出ていたが、案の定(と言うべきか?)ミッチェルだった。ちなみにこの人、宇宙空間での超能力研究とかけっこうきわどいことやった人だが、立花隆さん曰く「重厚な人間」だったとのこと。主義主張がいくらふっとんでいるからといって、その人が「おかしい」人とは限らない。ときどきいるが、主義主張もふっとんでいる上に「おかしい」人も。まあそれぞれ。
ということでなんとなく読了。

宇宙を語る―立花隆・対話篇

宇宙を語る―立花隆・対話篇

うーん、面白かったことには面白かったけど、なんかぴんと来なかったなーというのが正直なところ。というかやはり私が根っからの文系人間だからだろうか。小さい頃は「オデュッセイア*1くりかえし見るような子供だったが、あいにく理科の天文はぼろぼろだった。地球と月と太陽の位置関係から地球から見える月の形を推測する問題とか、どう考えたらいいのかすら分からなかった。*2
まあ最後の司馬遼太郎さんとの対談も微妙だったんだが……。うーん、空海が「宇宙的体験」をしたってのはなんとなーく分かるような気もするが、最近司馬さんについていけない。なぜだろう。
空海入門 (中公文庫)

空海入門 (中公文庫)

とりあえず仏教関連の話はひろさちやさんが比較的分かりやすいと思う。自分の空海密教観は大体この本に拠っている。

*1:というタイトルだったはず。宇宙空間へ旅立つ宇宙船のドキュメンタリー風映画だったと思う

*2:もちろん問題上では二次元に書かれているが、それを三次元的に考えないと解けない……はず。そういうふうに二次元のものを三次元で考えてたり、三次元のものを二次元に考えたりするのがどうも苦手らしい。数学の問題で、「立体上に点をいくつか設けて、その点を結んだ面で立体を切断すると切断面は何角形になるか」という問題があったが、泣きたくなるくらいに分からなかったことを思い出した