京都国立近代美術館で開催されている「パウル・クレー展―おわらないアトリエ」を見てきた。
正直な話、クレーはわからないといったところだ。淡い色使いや白黒の糊絵具による線画などは気に入ったのだが、自分の中の何かが動かない。以前「マグリットは見に行くとマグリットだということを確認して終わる」と言ったことがあるのだが、それでもマグリットの絵に私の心はどこかで感応する。その感応がクレーの絵では起こらない。


気に入った作品一覧。拾ってくる余裕がないので画像は省略。
「北の森の神」
「(ゲルストホーフェンの)回想譜」
「船の凶星」
「ホフマン風メルヘンの情景」(ホフマンは一度読んでみたいとおもっている)
「天体のある湖の情景」
「別れを告げて」
「鉛直」
「幻想的なフローラ」
「来るべき者」