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「ゴーストバスターズ」を見てきた。旧作は見ていない。以下ネタバレ感想。
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ミシェル・フーコー『狂気の歴史』第一章のみ読了。
- 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,田村俶
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/02/01
- メディア: 単行本
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The Dinglehopper という映画・コミック評論ブログに載っていた ‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth という「マッドマックス 怒りのデスロード」評が大変面白かったので、執筆者の Erin Perry さんに許可をいただいて訳してみた。
参照:漁夫王(Wikipedia)
Original Article (written by Erin Perry)
‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth, Part 1: The Wasteland
‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth, Part 2: The Fisher King(s)
‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth, Part 3: The Grail Knight
‘Mad Max: Fury Road’: Another Modern Fisher King Myth, Part 4: The Hallows
Translated by k_ayuno
I express my appreciation to Erin Perry for allowing me to translate her article.
「マッドマックス 怒りのデスロード」:もう一つの現代的漁夫王伝説
パート1:荒野
昨春、私は映画「トゥモロー・ワールド」(原題 "Children of Men" )と昔の漁夫王伝説とを照らし合わせる一連のポストを投稿した。その中で、私は現代の物語においてこの伝説が用いられていることの背景について触れている。興味のある人は読んでほしい。
「マッドマックス 怒りのデスロード」が公開されると私たちは公開第一週に見に行ったのだが(私たちの二人目の子供が生まれる前に見た最後の映画だった)*1、ジョージ・ミラーもまた漁夫王伝説を翻案していることは明らかだった。漁夫王は苦しみに囚われた傷ついた王である。彼は異界の城に住み、近臣たちと宴を催しているが、彼らは王国が本当に必要としているところは気にも留めない。そして彼の傷は王国と直接結びついており、彼が苦しみ続ける限り、彼の王国もまた荒野となって苦しみ続けるのだ。大地は不毛になり、汚染されている。漁夫王は探求の騎士*2がたくさんの疑問を投げかけてくれることを待っている、というのもそれが彼の置かれた状況を打破し、彼に死をもたらしてくれるからだ。彼の死によって生と死の強大な循環が蘇り、大地もまた季節が巡る健康さを取り戻す。
私は「怒りのデスロード」がいかに漁夫王伝説と呼応しているかを深く掘り下げ、「トゥモロー・ワールド」と同様複数のポストに分けて投稿する。まずは目に明らかな点から挙げていこう。